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2009年 06月 06日

寺山修司の詩 Shûji TERAYAMA

ある人が寺山修司の詩集を貸してくれました。
ページを開いて現れる詩がいちいち美しくて、花の蕾を見るかのような新鮮さなのに不変的なものを感じます。今リヨンを離れようとして感傷的になっている私の心にはジワリとくるものばかり。
最初の詩からして既に美しいので、一番最初の詩を引用します。


「海」という章の一番最初の詩です

一ばんみじかい叙情詩


なみだは
にんげんのつくることのできる
一ばん小さな
海です



つきよのうみに
いちまいの
てがみをながして
やりました

つきのひかりに
てらされて
てがみはあおく
なるでしょう

ひとがさかなと
よぶものは
みんなだれかの
てがみです

(引用終わり)
寺山修司『寺山修司少女詩集』
角川文庫13865; 昭和56年初版、平成18年改訂3判
(P.6-7)

少女詩集とあるだけあって、この詩集は女性向けなのかもしれません。パラパラページをめくって読むだけで心にグワンときます。ちょっと涙が出そうになる、心の琴線に触れる詩が多いです。

寺山修司
1935年青森県生まれ。早稲田大学中退。67年、演劇実験室「天井桟敷」を設立。演劇、映画、短歌、詩、評論など意欲的に活動。主な著書に『田園に死す』『書を捨てよ、町へでよう』ほか多数。83年、敗血症により47歳で逝去。
(本の著者紹介より引用)

ちなみに私Mizuhofrも青森生まれです(笑)。この詩集を貸してくれた人が『田園に死す』の映画も貸してくれました。見たい映画がありすぎます!
寺山修司、名前はよく知っていましたが肝心の作品の方はタイトルぐらいしかよく知りませんでした。日本に帰ったら寺山修司を買い占めたいと思ったぐらいに気に入っています。

日本に帰る前に寺山修司の詩にあえて嬉しいです。ありがとう!
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by mizuhofr | 2009-06-06 07:28


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